2球団がモンゴメリーに長期契約をオファー 今週中に移籍先決定か

レギュラーシーズン開幕が4日後に迫るなか、ようやく左腕ジョーダン・モンゴメリーをめぐる市場が本格的に動き始めたようだ。「MLBネットワーク・ラジオ」のジム・ボーデン氏によると、モンゴメリー争奪戦がここにきて激しさを増しているという。ボーデン氏は関係者から聞いた話として、2チームが長期契約のオファーを提示していることを報じ、「移籍先はおそらく今週中に決まるだろう」との見通しを示した。具体的なチーム名や争奪戦に加わっているチーム数は不明だが、ヤンキースとレッドソックスも争奪戦に残っているとみられる。

現在31歳のモンゴメリーはFA市場に残る最後の大物選手となっている。メジャー7年目の昨季はカージナルスとレンジャーズで合計32試合に先発して188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振を記録。各部門でキャリアハイを更新した。また、ポストシーズンでは6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90と安定感のあるピッチングを披露。レンジャーズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に貢献し、評価を高めた。

FA市場でなかなか契約が決まらなかったブレイク・スネルやコディ・ベリンジャーは最終的に短期契約に落ち着いたが、モンゴメリーに対しては少なくとも2チームが長期契約をオファーしているという。シーズンごとの成績の変動が激しいスネルやベリンジャーに比べ、モンゴメリーはある程度計算が立つということだろう。ボーデン氏はモンゴメリーの契約について「スネルやベリンジャーのような短期契約になるとは限らない」と話している。

ヤンキースはゲリット・コールが右ひじの不調で1~2ヶ月の離脱を強いられることになり、レッドソックスは新戦力のルーカス・ジオリトが右ひじの手術で長期離脱。ともに先発投手の補強を検討しており、モンゴメリー争奪戦にも加わっているようだ。

また、ボーデン氏は注目すべきチームとしてオリオールズとダイヤモンドバックスにも言及。オリオールズはカイル・ブラディッシュとジョン・ミーンズが故障で出遅れており、ダイヤモンドバックスは新戦力のエデュアルド・ロドリゲスが広背筋を痛めて離脱してしまった。

3年連続で30試合以上に先発して防御率3点台をマークしているモンゴメリーの安定感は、多くのチームから注目を集めているようだ。

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