米のはしか感染者数62人に、昨年全体を上回る=CDC

[22日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は22日、国内のはしか感染者数が21日時点で62人となり、2023年全体を上回ったと発表した。

CDCは18日、今年に入ってはしかの感染が増加しているとして、子どもや海外旅行者を中心にワクチンの接種を推奨した。先週時点の感染者数は58人だった。

今年の感染報告は、はしかと風疹、おたふく風邪を防ぐ3種混合ワクチン(MMRワクチン)を接種していない生後12カ月以上の子どもが大半を占めている。

世界保健機関(WHO)は19日、はしか流行のリスクが「高い」もしくは「非常に高い」国の半分以上で年末までにワクチン接種を行うプログラムは進捗が大幅に遅れていると指摘した。

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