旧統一教会側が控訴 テレビ発言巡る2件の訴訟

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、テレビ番組で名誉を毀損されたとして出演した紀藤正樹弁護士とジャーナリストの有田芳生氏、番組を放送した読売テレビと日本テレビに対し、それぞれ損害賠償などを求めた2件の訴訟で、教団側は25日、請求を棄却した東京地裁判決を不服として控訴した。

 教団側は両氏の発言が事実と異なり名誉を傷つける内容だと主張していたが、地裁は12、13日にそれぞれ「発言には違法性や過失はない」などとして請求を棄却した。

 判決によると、紀藤弁護士は教団から分派した団体に関し「お金集めのためには何でもするっていう発想が今、分裂含みで問題が生じていると思う」などと発言した。

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