中上貴晶、ブレーキングの安定性が向上し今季初入賞「今日の変化は次戦に向けての一歩となった」

 アルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されたMotoGP第2戦ポルトガルGP。3月24日に行われた決勝レースで、イデミツ・ホンダLCRの中上貴晶は、14位に入り今季初ポイントを獲得した。

 初日の走行ではリヤのグリップ不足で苦戦するもホンダ勢トップの16番手でプラクティスを終えた中上。予選では、低迷し21番手となり、スプリントレースでも改善することなく17位でチェッカーとなった。

 迎えた決勝レース、中上はセットアップを変更し挑む。その効果でブレーキングの安定性が向上。タイムもポジションも上げることに成功した。

 21番手グリッドからレースに挑んだ中上は、スタートで同じホンダ勢のルカ・マリーニに先行されてしまう。ペースをあげられなかったが、7周目にマリーニを交わし、徐々にペースを上げ始める。

 18周目にはチームメイトのヨハン・ザルコを交わし17番手へ。さらにレース終盤にトップ集団で転倒が相次ぎ、14位でチェッカーを受けた。

■イデミツ・ホンダLCR

(予選:21番手、スプリント:17位)

「昨日からそれほど大きく変わってはいませんが、決勝に向けてリヤのセットアップを変更し、その効果でブレーキングが安定しました。この変更は、コーナーからの立ち上がりを改善するのが狙いでした。その部分は改善できませんでしたが、今日の変化は次戦に向けての一歩となりました」

「今日は、もっといいポジションを獲得できたと思いますが、序盤、ルカ・マリーニの後ろで時間をロスしたのが影響しました。今日はポイントを獲得することができてよかったです」

中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP
中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP
中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP

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