レスリング赤沢、五輪サモア代表 昨年12月に国籍変更

レスリングのサモア代表として、パリ五輪出場権を獲得した男子フリースタイル65キロ級の赤沢岳(右)=エジプトのアレクサンドリア(本人提供、共同)

 レスリングのパリ五輪出場権が懸かるアフリカ・オセアニア予選は24日、エジプトのアレクサンドリアで行われ、サモア代表として出場した男子フリースタイル65キロ級の赤沢岳が3試合に勝って五輪出場権を獲得した。準決勝ではギニアビサウ選手を下した。上位2人に出場権が付与されるため、決勝は実施しない。

 東京都出身で33歳の赤沢は埼玉・花咲徳栄高時代に全国高校総体を制した。日大卒業後はロシアで練習し、五輪出場を目指して2017年にサモアに移住。昨年12月に国籍を変更した。

 左膝を痛めながら闘い抜き「支えてくれる人に感謝しかない。パリではメダルを取りにいく」と感慨深げに語った。

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