小中高12年間を皆勤! 沖縄・浦添高校の3人 1日も休まなかった原動力とは?

 小中高校の12年間で1日も休まず登校したとして、沖縄県立浦添高校3年の福原愛未(あみ)さん、與那覇桜香さん、宮城有生(ゆい)さんが1日、皆勤賞を受賞した。3人は親や仲間のサポートに感謝しながら、学校生活を振り返った。

 福原さんは「友だちに恵まれ、会えるのを楽しみに毎日登校していた」と皆勤賞の原動力を明かした。4月からは看護師や保健師を目指して県外の大学へ進学する。「不安よりも期待感が大きい。新しい環境が待ち遠しい」と話した。

 ダンス部で全国大会にも出場した與那覇さんは「きつい練習を乗り越えて一生の友だちができた」と充実した日々を懐かしんだ。大学では「客室乗務員になる夢をかなえるため、留学して英語習得や国際交流に力を入れたい」と意欲を見せた。

 宮城さんは食事や送迎で支えてくれた両親に感謝した。空手部の仲間との絆に触れ「チームワークの良さで続けることができた」と振り返った。観光を学ぶため大学へ進学し、「地元沖縄を発展させたい」と目を輝かせた。(浦添西原担当・比嘉直志)

浦添高校後援会の護得久朝文会長(右から2人目)から渡された12年間皆勤の賞状を掲げる福原愛未さん(左)、與那覇桜香さん(左から2人目)、宮城有生さん(右)=1日、浦添市・同校(提供)

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