立憲民主党・つじもと清美参院議員が安倍派幹部に物申す!自民党を正すために必要なものとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年3月22日に公開された動画ではゲストに立憲民主党参院議員のつじもと清美氏をお招きし、自民党の裏金問題について語っていただきました。

立憲民主党が掲げる改革案とは?

【このトピックのポイント】
・政治資金問題の解決には真相究明が第一
・政治改革案についてつじもと氏は連座制の導入・隠匿罪の新設・政治資金パーティーの禁止・世襲制限に言及
・裏金問題を正し政治を変えるには有権者、特に若者の力が必要

つじもと氏のプロフィールは以下の通りです。

奈良県生まれ、大阪育ちのつじもと氏。早稲田大学在学中にNGO団体・ピースボートを創設し、36歳の時に元社民党党首・土井たか子氏に声をかけられ政治の道に進むことを決めました。

当選同期には菅義偉氏や河野太郎氏が名を連ね、野党では最も議員歴の長い女性議員です。2017年には女性初の国対委員長、2024年には立憲民主党代表代行に就任しご活躍されています。

今回は以下の質問からいくつかピックアップしてつじもと氏に回答していただきました。

裏金問題 どう解決する?

自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、国会では立憲民主党を中心とした野党からの追及が続き、自民党内でも批判が出たり、派閥が解散したりと問題解決に向けた先行きが見えない状況が続いています。

MC今野忍がその解決方法について問うと、つじもと氏は「まず真相究明が必要」とコメント。

他のどんな組織でも許されないはずの裏金づくりを自民党議員の4.6人に1人が行っていた点に言及し、原因と責任の所在、そして裏金の使途を明らかにしなければならないと語りました。

また、政治倫理審査会に安倍派幹部が出席・証言したことについてつじもと氏は「情けない、本当に」と一言。

「今まで国対委員長とか大臣とか官房長官だって威張ってきた人たちが、『私は全く知らなかった』とかびっくりですよね」とコメントしました。

つじもと氏は安倍派幹部が「裏金を知らなかった」と発言したことについては懐疑的な様子。そして、そこまでの要職に就いてきたにもかかわらず、本当に裏金の存在を知らなかったのだとすれば、それも大変な問題だと指摘しました。

そして、政治とカネの問題に対する制度改革案として、つじもと氏は4つのポイントに言及します。

1つは「秘書のしたこと」という言い逃れをさせないための連座制の導入です。さらに、立憲民主党は収支報告書の不記載に対し、政治資金隠匿罪の新設を提案しています。

3つ目は政治資金パーティー及び企業・団体献金の禁止です。つじもと氏は「(企業・団体献金は)政策を曲げる。パーティー券を買えない人の政策は後回しになってしまう」とその理由を語りました。

最後に、つじもと氏は世襲制限について言及。現行の政治資金規正法では、政治資金には相続税も贈与税もかかりません。

つじもと氏は国民が相続税を払っているのに対しこの状況はおかしいと指摘するとともに、新たに政治家を目指す人と資金力に格差が生まれてしまう問題も提起しました。

つじもと氏「フェアに、全ての人に政治的にチャンスが来るようにしていきたい」

ここで、MC今野は立憲民主党が証人喚問を求めたことに言及。証人喚問はこれまで行われていた政倫審とは異なり、出席を拒否できず、嘘の発言をすれば偽証罪に問われる非常に重いものです。

ただ、与党が多数である以上は野党が証人喚問を求めても押し切られてしまう可能性もあります。MC今野がその点を指摘すると、つじもと氏は世論の重要性に言及。

韓国の「ろうそくデモ」を例に挙げ、国会で野党が奮闘するだけでなく世論が証人喚問や処分の必要性について声を上げることが必要だと語りました。

つじもと氏「1番怖いのが世論だから。デモができなくてもTwitter上で(中略)世論が盛り上がらないと、並行してやらないと。国会の中だけではダメだから」

安倍派の裏金づくりのシステムは20年前にはすでにあったとされ、つじもと氏は当時の会長であった森喜朗氏の証言も非常に重要だと考えているとのことです。

ただ、今後も真相究明がなされないのであれば、つじもと氏は「最終的には国民が処分をする。これば選挙なんですよ」とコメント。

政治を変えるためには若い力が重要であるとし、「ここで本当に怒って政治をチェンジする方向に有権者が動くのかどうかも問われている」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

「情けない…本当に!」ベテラン議員・つじもと氏が安倍派幹部の証言に物申す!

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