中国の研究チーム、新鉱物2種類を発見

中国の研究チーム、新鉱物2種類を発見

 【新華社西安3月25日】中国陝西省西安市の西北大学はこのほど、同大学地質学部・大陸動力学国家重点実験室の劉鵬(りゅう・ほう)副教授と中国地質大学(北京)の李国武(り・こくぶ)教授の研究チームが国際鉱物学連合新鉱物・鉱物命名委員会(IMA−CNMNC)に申請していた新鉱物2種類が審査、投票を経ていずれも承認されたと明らかにした。

 新鉱物の名称は「褐燐釩鉄鉛石」(英語名nigelcookite、国際鉱物学連合の登録番号はIMA2023−113)と「緑燐鉄鉛石」(plumbojohntomaite、IMA2023−119)。いずれもリン酸塩鉱物で「緑燐鋁鋇石」bjarebyite、ビオルビアイト)グループに属し、結晶構造の特徴が同族の他の鉱物に似て単斜晶系構造となっている。

 今回の発見により、同族の端成分が2種類増えたことになる。なお、新鉱物2種類はいずれも広東省北東部の玉水銅鉱で見つかった。(記者/許祖華)

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