亜熱帯果物のペピーノ、砂漠の周縁部で試験栽培に成功 中国新疆ウイグル自治区

亜熱帯果物のペピーノ、砂漠の周縁部で試験栽培に成功 中国新疆ウイグル自治区

 【新華社ホータン3月25日】中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠の周縁部にある和田(ホータン)地区ホータン県でこのほど、ペピーノ(人参果)の試験栽培が成功し、農業用ハウスでは作業員が果実の収穫やかご入れ、運搬作業などに追われている。

 ペピーノは亜熱帯で育つナス科の果物。ペピーノ栽培の地域的な限界を乗り越えるため、同県万畝施設農業栽培拠点の技術者が2023年に生産性と耐病性の高いウイルスフリーの組織培養苗を開発し、3度の温室試験栽培を行い、計16.5ムー(1.1ヘクタール)で栽培を開始した。

 同基地は村民によるペピーノの農業用ハウス栽培を奨励し、村民を増収へ導いている。(記者/阿曼)

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