小田急、東京メトロ、東急不動産/「新宿駅西口地区開発計画」新築着工、2029年度竣工

小田急電鉄と東京メトロ、東急不動産の3社が事業主体となる「新宿駅西口地区開発計画」は3月25日、3社共同事業「A区」で新築着工した。建物の竣工予定は2029年度となっている。

<計画建物のイメージ>

計画は、「新宿の拠点再整備方針」「新宿グランドターミナル・デザインポリシー 2019」などの上位 計画や立地特性等を踏まえ、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針とし、エリアの特性を 踏まえた「商業」と「オフィス」を主用途とした開発計画として小田急電鉄・東京メトロが推進してきたプロジェクト。

<施設構成>

この価値を最大化するために、まちづくりや開発事業の知見をはじめ、多様なソリューションとソフト面でのノウハウを取り入れるべく、2024年2月には東急不動産が正式に参画し、3社共同事業として今般の新築着工にいたった。今後は、小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産の3社が相互協力することで、世界一のターミナル 「新宿駅」をはじめ、日本有数のオフィス街とエンターテインメント性豊かな繁華街という異なる顔を持ち、オフィスワーカーや国内外旅行者、来街者など、さまざまな人が行き交う多様性に富んだ新宿という街において、新たなランドマークを創出する。

■3社共同事業「A区」
敷地面積:約8060m2
延床面積:約25万1000m2
主要用途:商業、事務所、駅施設など
階数:地上48階地下5階
最高高さ:約260m
解体着工:2022年10月
新築着工:2024年3月
新築竣工:2029年度(予定)

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