ブリンク182のトム・デロング、ライブ中に熱中症で倒れる 演奏を一時中断するも数分後に復活

ブリンク182のギタリスト兼シンガーのトム・デロングが先週、パラグアイでのライブ中に熱中症になり、しばらくの間演奏から離脱した。現地時間2024年3月21日にインスタグラムを更新した彼は、当時の状況を写真付きでファンに報告した。

彼は、「これは熱中症になる約1分前だった。膝から崩れ落ち、すべてがぼやけ、それからふらふらとステージの横に行き、少し嘔吐した。超楽しいね」と添え、パラグアイのルケにあるパルケ・オリンピコで行われたコンサートで撮影された写真を投稿した。この写真は、うつむき加減のデロングの後ろ姿越しに大勢の観客が熱狂している様子を捉えている。

デロングが不在の間、ドラムのトラヴィス・バーカーとベース/ボーカルのマーク・ホッパスが間を持たせるためにソロで演奏を披露していたことについて彼は、「@markhoppusと@travisbarkerが(僕が)無駄にしてしまった時間を埋め合わせてくれた。いやはや、こんなの今まで感じたことなかったよ。夜11時のステージで95度(35度[摂氏])なんて。でも……なんとか戻ってショーを終えた。それがネイビー・シールズの仕事だからね」と綴っている。

この出来事をファンが撮影した動画には、バンドが11曲目の「More Than You Know」を演奏している最中にステージ脇で前かがみになっているデロングの姿が映っており、その後彼はいなくなっている。ホッパスは、“ショーを続けるために”バーカーにソロでドラムを“叩きまくれ”と頼んでいる。数分もしないうちにデロングは戻り、バンドは「Happy Holidays, You Bastard」を可能な限り速く、そしてさらにスピードアップして演奏した。バンドはその後さらに16曲を演奏し、公演は終了した。

このコンサートの後、ブリンク182は3月22日に【ロラパルーザ・ブラジル】のステージに立ち、その後メキシコで数公演を経て、6月30日に米国に戻りフロリダ州オーランドのキア・センターでコンサートを行う。

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