5年ぶりに全員で…福島大学卒業式 コロナ禍乗り越え絆も強く 福島

福島大学では25日に卒業式が行われました。コロナ禍に入学した学生たちは、大学で出会ったかけがえのない仲間たちと別れの時を迎えました。

5つの学類の学生と大学院生合わせて1000人あまりの門出を祝った福島大学の卒業式。コロナ禍が明けて、今年は5年ぶりに卒業生全員が集まる通常の形で行われました。式では、三浦浩喜学長が「コロナ禍を乗り越えたみなさんを心から称えたい」と祝福しました。

これに対して、代表の卒業生が今後の決意を述べました。

行政政策学類・有我大輝さん「福島大学で得た知識や経験を糧として、自らの意思と責任を持って行動し、それぞれの夢や目標の実現に向けて卒業生一同精進してまいります」

今年の卒業生はコロナ禍に入学し、キャンパスライフが制限された時期もありましたが、その分、仲間との絆も強く結ばれているようです。

卒業生「宮城の出身で、友達が0の状態から始まり不安だったが、授業が再開して会えた時の喜びもひとしおですごくうれしかったのを覚えている。福島大学に来て福島が好きになったので(県内の)公務員になろうと思った。みなさんのためにがんばりたい」

卒業生「サービス業をする。とにかく体だけ壊さないように頑張って生きていきたい」

福島大学の卒業生の就職内定率は、97.1%で、このうち福島県内で就職する人の割合は37.5%と、去年と比べ0.9ポイント上回っています。

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