神戸大バドミントン同好会を活動停止に 学生の処分も検討 合宿先の旅館で天井や障子を破壊、動画で拡散

バドミントン同好会の不適切行為について謝罪する大村直人理事・副学長(右)と顧問の宋明良教授=25日午後、神戸市灘区六甲台町、神戸大学

 神戸大学(神戸市灘区)の非公認バドミントン同好会の学生らが、合宿先の旅館で天井や障子を破壊するなどした問題で、同大学は25日、会見を開き、教育担当の大村直人理事・副学長が「宿泊施設と関係者の皆さまにご迷惑をおかけした」と謝罪した。今後、学生の処分を検討する。処分が決まるまで同好会は活動停止にするとした。

 神戸大によると、同好会は「BADBOYS(バドボーイズ)」で、卒業生1人を含む大学生と大学院生の男女計62人が10~16日、合宿で富山県内の旅館を利用した。18日夜ごろから、交流サイト(SNS)に胴上げをして天井に穴を開けたり、障子を破ったりする動画が投稿され、拡散した。

 同大学は19、21日に同好会の幹部学生4人から聞き取りを行ったところ迷惑行為を認めた。大村理事と顧問の宋明良教授らが24日、旅館を訪れ謝罪した。被害額が確定すれば学生が支払うという。

 会見には大村理事と宋教授ら4人が出席。今後、学内に調査委員会を立ち上げ、関与した学生の処分を検討する。当時、メンバーが飲酒していたといい、20歳未満の飲酒や過去の迷惑行為の有無も調べる。 (門田晋一)

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