【横浜M】「五輪で国を背負うのは誇らしいこと」キューウェル監督、日本代表・植中朝日にエール

雨の中、選手の動きに目を光らせる横浜Mのキューウェル監督=F・マリノススポーツパーク

 J1横浜Mは25日、横須賀市久里浜のF・マリノススポーツパークで全体練習を公開した。ハリー・キューウェル監督(45)はU―23(23歳以下)日本代表で同日のウクライナ戦に挑むFW植中朝日(22)について言及。「日々いかに自分を成長させ、チームのためになれるかを考えている選手。マリ戦も前半だけではあったがアシストの部分などいいものを見せていた」と目を細めた。

 キューウェル監督は自国開催のシドニー大会など五輪出場の機会に恵まれなかった現役時代を「自分はけががあって参加できず、悔しい思いをした」と回顧。さらなるアピールを狙う植中に「五輪という舞台で国を背負って戦えるのは誇らしいこと。目指せるところにいるのでいい準備をして臨んでもらいたい」とエールを送った。

 チームは30日の名古屋戦(午後4時・豊田)からタフな6連戦に突入するが、「スケジュールが大変だなというより楽しみでしかない」と強調。ここまで1勝で18位に沈む相手にも緩みはない。

 「今の順位でジャッジするのは早い。それよりも自分たちがやろうとすることをいかに出せるかが大事」と指揮官。GKポープが出場停止となるが、「何をしないといけないかは分かっているよ」とほほ笑んだ。

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