マルハニチロ、紀文と資本業務提携 製品共同開発やコスト削減図る

Takahiko Wada

[東京 25日 ロイター] - マルハニチロは25日、紀文食品との間で資本業務提携に関する契約を結び、同社株を取得することを決めたと発表した。今後、共同での製品開発を検討するほか、物流網の相互活用で物流コストの削減などを図っていく。

マルハニチロは、紀文食品の筆頭株主だった保芦将人氏から紀文食品の株を相続した3人と第2位株主の「紀鳳産業」との間で、紀文食品の普通株式226万1200株(発行済株式総数の9.90%に相当)を28億2000万円で譲り受ける。1株当たり1247円で、27日の東証の立会外取引で株式を譲り受ける。

保芦氏は紀文食品の創業者の長男で、昨年6月に死去した。

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