「イワタがキョウゴにパスしていれば...」古橋亨梧には旗手怜央が必要!伝説OBが大一番での起用を熱望「ハタテなら絶対に出していた」

インターナショナルウィークが明けると、セルティックは重要な試合に向かう。スコットランドリーグ次節のリビングストン戦をはさみ、4月7日の第32節で宿敵レンジャーズとのダービーマッチに臨むのだ。

1ポイント差をつけて首位に立つセルティックだが、レンジャーズより消化が1試合多い。実質的な意味でもタイトルレースで上回るには、敵地での大一番に勝つ必要がある。その大事な一戦に向けて期待されているのが、負傷していた旗手怜央や主将カラム・マグレガーの公式戦復帰だ。

レジェンドOBのクリス・サットンは、旗手とマグレガーの存在は、チーム全体や古橋亨梧にとって大きな後押しになるとの考えを示した。

地元紙『Daily Record』で、サットンは「キョウゴは先週の勝利でかつてのようだった。そして再び同胞(旗手)が戻ってくれば、大きな恩恵を受けるだろう。セント・ジョンストン戦では、(古橋が)素晴らしい走りで相手守備を切り裂いたときがあった」と述べている。

「イワタ(岩田智輝)がパスをしていれば、キョウゴは抜け出して自分の場所を手にしていただろう。セルティックにとって残念なのは、彼が見ていなかったことだ。ハタテなら絶対に出していただろう。イワタに対して厳しくあたっているのではなく、ただの事実だ。ハタテとマグレガーが再びコンビを組めば、セルティックのプレーのテンポと流動性は大きく上がる」

【動画】巧みな駆け引きからヘッドで先制弾!古橋亨梧のリーグ戦10点目
セルティックはスコティッシュカップで決勝に勝ち進めば、シーズン残り10試合となる。リーグ戦とカップ戦の2冠を目指すブレンダン・ロジャーズ監督のチームが目指すは全勝だ。

サットンは「そのすべてが重要になり、大一番で活躍する選手が必要となる。5月いっぱい、全員を起用できることは、監督にとって完璧なタイミングだろう」と続けた。

「大事な時期であり、(残り全勝を目指すには)スター選手たちが求められる。ハタテとマグレガーは、この国の誰よりも輝くことができる2人だ」

今季はケガに苦しめられ、思うように出場できなかった旗手だが、タイトルの行方を左右する終盤戦で大きく貢献できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社