愛媛大学で25日卒業式が行われ、2170人の卒業生が新たな一歩を踏み出しました。
県民文化会館で行われた愛媛大学の卒業式では、各学部の代表に学位記が手渡されたあと、仁科弘重学長が「自ら考え、判断し新たな価値を生み出せる創造性豊かな人間に成長してください」とはなむけの言葉を贈りました。
これに対し、卒業生を代表し工学部の常峰祐斗さんがコロナ禍で始まった大学生活を振り返りました。
卒業生代表・常峰祐斗さん
「入学前に思い描いたものとは異なる大学生活の始まりでしたが、そのような生活だからこそ得られた知見もあります。大学での多くの学びを噛みしめ、これから始まる新たな道をしっかり歩んでいきます」
式を終えた卒業生たちは家族や友人らと新たな門出を喜び合っていました。
卒業生
「人生で大学生活はかけがえのないものになったと思う」
「(コロナ禍で)あまり大学に行かなくて友達ができにくかったが、最近になってやっと大学によく行くようになって、結局楽しい大学生活を送れたと感じる」
「コロナ禍で当たり前のことが当たり前ではないということがよく分かったのでそういったことをこれから生かして、みんなに感謝を伝えられる社会人になれたら」
今年度、愛媛大学と大学院では、合わせて2170人が卒業の日を迎えました。