愛媛県松山市内山中の民家で、覚せい剤を製造した台湾籍の男に対し松山地裁は25日、懲役7年と罰金250万円の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、ウーミンショー被告は去年5月下旬、複数の男らと共謀し、松山市浅海原の民家でおよそ103グラム、末端価格640万円相当の覚せい剤を製造したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われています。
松山地裁で開かれた25日の判決公判で、渡邉一昭裁判長は「現場は人気のない山中で摘発が困難だったため、継続的に覚せい剤を生み出し、社会に蔓延させる危険性が高い悪質な犯行で重要な役割を果たした」と指摘しました。
一方で「グループ上位の者に脅されての犯行で同情の余地はある」などとして懲役7年、罰金250万円の判決を言い渡しました。
求刑は懲役10年、罰金300万円でした。