神戸大生「ものすごく反省している」と弁償意向 直接謝罪は旅館から「控えて」

バドミントン同好会BADBOYSの旅館破壊行為を謝罪する神戸大学の関係者=神戸大学

神戸大学バドミントン同好会BADBOYSが旅館の天井に穴を開けたり、障子を破るなどした問題で、BADBOYSのメンバーが「ものすごく反省している」とサークル顧問の教員に謝罪していたことが分かった。3月25日、神戸大学が開いた会見で明らかになった。

会見に出席したサークル顧問の教員によると、BADBOYSの会長を務める男子学生から電話があり、「天井を破ったことは事実」「申し訳ない」と事実関係を大筋で認めたという。「迷惑行為に関わっていない学生が退学になったらどうしよう」と動揺していたといい、「反省と戸惑いが感じられた」と語った。

旅館の天井に穴を開ける神戸大学バドミントンサークル(提供画像)

春合宿は3月10~16日に行われ、男女62人(OB1人含む)が参加したと説明。宿泊先の旅行で障子を破る、胴上げして天井を破る、火皿を倒して破損行為をするなどの行為があったといい、現在はBADBOYSの幹部4人に聞き取りを進めている。BADBOYSの顧問教員らが旅館に出向き謝罪した。BADBOYSの幹部学生も旅館へ謝罪に行く意向を示しているが、旅館側が「かなり(問い合わせの)電話などがかかっている状況で、ちょっと(当該学生の謝罪は)控えてほしい」と返答があったという。

神戸大学は「各種行為は極めて非常識なものであり、恥ずべき行動であることに議論の余地はありません」と謝罪した。

(まいどなニュース・伊藤 大介)

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