遠藤憲一、本郷奏多、松雪泰子がバカリズム原案・脚本「ノンレムの窓」第6弾で主演

遠藤憲一本郷奏多松雪泰子が、日本テレビ系では3月31日放送の、バカリズムが原案・脚本を手掛ける新感覚SFショートショートドラマの第6弾「ノンレムの窓 2024春」(午後10:30)に出演する。

「ノンレムの窓」は、2022年4月に誕生した、独創的な世界観とウィットに富んだ笑いを織り交ぜた珠玉のストーリーを生み出すオムニバスドラマ。深い眠りを意味する“ノンレム睡眠”。今回届けるちょっと不思議な二つのショートストーリーは、夢なのか? それとも現実なのか? “夢と現実”“現実と非現実”そのはざまを行き来する“バカリズムワールド”が展開される。

遠藤と本郷は、バカリズムが脚本を担当する第1話「有終の美」でダブル主演。定年も間近に迫ったベテラン刑事・塩原(遠藤)が執念の末にやっとの思いでつかんだ、容疑者・黒田(本郷)のしっぽ。犯人逮捕のためについに動き出すも、黒田が自ら出頭しようとする思いがけない事態に。さらに、黒田の友人・佐伯(栁俊太郎)も現れ、予想外な展開となる。果たして、塩原は有終の美を飾れるのか?

遠藤は「バカリズムさんのことは天才だと思っているので、バカリズムさんの作品は台本を読む前からとても楽しみでした。台本を読んで笑えるという作品はそんなに多くはないと思うんですが、案の定、今回の作品も読んだ途端に笑ってしまう面白い作品でした。その分、原形が面白いものを形にする、演じるのは難しく、同じようなシーンが繰り返されるシーンは覚えるのが大変でした」とすっかり脚本に魅了された様子。

続けて「本郷くんは爽やかなのに、どこか癖のある表現をしていて面白かったです。撮影は、大変でしたが、ものづくりの楽しさに満ちあふれた現場だったので、編集がどう仕上がるかがとても楽しみです」と苦労はあったものの、充実した撮影となったことを伝え、「『ノンレムの窓』を毎回楽しみにされている方、今回も絶対に面白い作品になっていると思います。ぜひご覧ください!」と手応えをうかがわせている。

一方、本郷も「バカリズムさんの脚本がとても面白く笑いながら台本を読ませていただきました。お話の内容はコミカルで面白いんですが、お芝居自体は真面目に演じた方が面白くなると思ったので、真剣に演じました。遠藤さんはベテランで面白い表現方法をたくさん持っていらっしゃる方なので、素晴らしいなと思いながら共演させていただきました。リハーサルの時から面白くて、何度も笑ってしまいましたが、温かい空気で本番もできました」と撮影を振り返り、「何も考えずともクスッと笑えるような面白いすてきな作品になっていると思います。ぜひ楽しみにしていてください」とアピールしている。

そして、松雪は、「今際の国のアリス」(Netflix)や「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)などの人気作の脚本を手掛ける倉光泰子氏が担当する「PTA」で主演を務める。

小学生の子どもがいる関本朝子(松雪)は、小学校のPTAの役員決めを巡って画策するが、親同士の攻防に巻き込まれ引き受けるハメに。その因縁の相手が、長年PTA役員を逃れ続けた三井由奈(若月佑美)。しかし、関本の転勤に伴い、三井と同じくPTA役員の座を逃れてきた澤田真由美(朝夏まなと)が、役員の座をめぐって熱いバトルを繰り広げる。そこへ、癖のあるPTA本部の田中会長(鹿賀丈史)が現れ予期せぬ展開となる。

「ちょうど『ノンレムの窓』シリーズを見返していて、バカリズムさんの作品の世界観・リズムがとても好きで出演したいと思っていたので、今回、出演のオファーをいただいてとてもうれしかったです」と喜びを口にする松下は、「今回、私が演じる倉光泰子さん脚本の『PTA』という作品も、独特なユーモアがあって、すごく面白い脚本だと思います。ドラマの中盤でのお母さん同士のバトルや田中会長が登場されるシーンはとてもインパクトがあり印象に残っています。皆さんになじみのあるPTAの役職をめぐる保護者たちの熱い戦いと予想外の結果が待ち受けるコメディーです。PTA役員の関本を演じる私と若月さんが演じる保護者の攻防や鹿賀さんが演じる少し変わったPTA会長の謎をお楽しみください」と見どころを語っている。

また、バカリズムは、原案・脚本だけでなく、自らも“窓先案内人”としてドラマの幕間に登場。斉藤由貴が演じる“顔を一切見せない謎の女性”との不思議な掛け合いにも注目だ。さらに、今回の幕間には大物俳優が扮(ふん)した未来から来たと言いはる刑事も登場する。

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