沖縄の米兵ら検挙昨年72件 20年間で最悪

沖縄県警本部

 沖縄県で昨年米軍関係者の刑法犯検挙件数が72件(前年比18件増)となり、この20年間で最悪となったことが25日、県警などへの取材で分かった。2004年以降で最も多かった10年の71件を上回った。1972年の日本復帰後から昨年までの累計は6235件。

 県警によると、昨年の72件の内訳は軍人56件、軍属2件、軍人と軍属の家族14件。犯罪別では万引などの窃盗犯が最多の31件、傷害などの粗暴犯5件、不同意性交などの凶悪犯2件などだった。

 昨年、県内での米軍関係者による酒気帯び運転やひき逃げなどの道交法違反事件の検挙件数は957件で、22年より112件増えた。

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