AMIDUS.株式会社が、クリエイターが集まるエージェント『FIRSTORDER AGENT』より芸能部門が独立した『NRC PRODUCTION』を設立した。
アイドル、俳優、タレント、モデル、スポーツ選手などが所属する『NRC PRODUCTION』は、タレントの夢を叶えるための挑戦を“共創”し、個性を活かした活動を通じてエンタテインメントで世の中のモチベーションを上げるコトを目指して、日本と世界に新たなコンテンツを発信していくことを掲げている。
今回、そんな『NRC PRODUCTION』の実態を知るために『FIRSTORDER AGENT』に所属していた振付師の槙田紗子、モデル/タレントの山口はのん、AMIDUS.株式会社が運営している音楽レーベル『COBO』に所属していたHey!Mommy!より佐々木ひまわりにインタビューを実施。
元アイドル/現アイドルという共通点を持つ3人だからこそ知っている『NRC PRODUCTION』の印象や魅力について話を訊いた。
自分のやりたいことに対して相談できたり、チャレンジする機会がある(山口)
――まずは、NRC PRODUCTION所属の経緯を教えていただけますか?
槙田:
私はFIRSTORDER AGENTにクリエイターとして籍を置かせていただいていたんです。これまでは振り付けの活動が多かったんですけど、これからはタレントのお仕事もしていきたいっていう想いもありまして、ちょうど新しい芸能プロダクションを立ち上げるということで所属になりました。
山口:
私も紗子さんとまったく同じ流れでFIRSTORDER AGENT所属だったんですけど、より芸能のお仕事に力を入れたいと思っていたのと、ちょうど新しい芸能プロダクションが立ち上がるということで、ぜひよろしくお願いしますという形で所属になりましたね。
佐々木:
私は、<SACO PROJECT!オーディション>に合格後、音楽レーベルのCOBO所属となったので……その流れでNRC PRODUCTION所属になりました(笑)。
槙田:
有無を言わさず、強制的に(笑)。
山口:
ははは(笑)
――それぞれの立場からNRC PRODUCTIONに対して、どんな印象を持たれていますか?
佐々木:
もともとアイドルをされていた紗子さんやはのんさんがいらっしゃるので、今アイドルをしている立場からすると、おふたりがアイドル卒業後のロールモデルみたいな存在で、すごく心強いなと思っていますね。あとは、アイドル活動をしながらもいろんな挑戦ができる事務所だと感じています。
槙田:
私は10代の時から芸能活動をやっていて、アイドル卒業後は事務所にも入らずフリーになって、FIRSTORDER AGENTに籍を置かせてもらっていたんですけど、ちゃんと芸能事務所に所属することがホントに久しぶりなんですよ。アイドルから振付師という、自分のポジションが変わったこともありますけど、NRC PRODUCTION立ち上げから所属できること自体がかなりありがたいし、嬉しいことだなって思っています。まだ、同じ事務所でもお会いしていない方もいらっしゃるんですけど、社長から“こういう子がいてさ〜”みたいなお話を聞かせてもらったりして、仲間感みたいなものが強いなって感じています。
山口:
アイドルやモデルだけじゃなくて、俳優さんやスポーツ選手の方もいたりするので、自分のやりたいことに対して相談できたり、チャレンジする機会があるので、いろんなことがしたい子にすごくいい事務所だなと思っています。
――相談っていうワードが出ましたけど、事務所で仲よくなった方とかいらっしゃるんですか?
槙田:
全員人見知りだよね?(笑)
佐々木・山口:
ははは(笑)
槙田:
はのんがアイドルしてた時、夢アド(夢みるアドレセンス)に振り付けをしていたんですよ(笑)。先生と生徒みたいな感じだったので、まさか同じ事務所に所属して、こうやって一緒に取材をさせていただけるとは思っていなかったです。
山口:
夢アド時代は、紗子先生って呼んでいましたね(笑)。
マネージャー:
今もたまに紗子先生って呼んでますよ(笑)。
槙田:
え! 可愛い〜(笑)。あとは、事務所の忘年会の時に俳優の西泰平さんにお会いしたんですけど……FIRSTORDER AGENTに所属の時から、私はHey!Mommy!やはのんとしか関わっていなかったですし、同じ事務所に男性の方がいらっしゃるのがすごく新鮮ですね。
佐々木:
私は忘年会にはお仕事があって行けなくて……(笑)。でも、宮原華音さんとは仲よくさせていただいています。Hey!Mommy!のライブを観に来てくださったり、個人的な質問とか相談とかにもすごい乗ってくださっていて。私が舞台の出演が決まった時には、宮原さんに相談させていただきました。
槙田:
宮原さんは、ひまわりに限らずHey!Mommy!のほかのメンバーの面倒を見てくださったり、洋服をいただいたり、お姉さんみたいな存在なんです。あとは、仲よくなれたかはわからないんですけど(笑)、ビーチバレー選手ののあまゆペア(衣笠乃愛&菊地真結)とは忘年会の時にお話ししたり、事務所でたまたま会ったり、Hey!Mommy!のライブを観に来てくれたりとか。普段、スポーツ選手の方とお話しする機会ってないですし、頑張っているお話とか聞いたりとかして、自分の知らない世界を知れてすごい刺激になりますね。
――同じ事務所にアイドルとスポーツ選手が所属していることは珍しいですよね。
山口:
そうですね。あとは、アーティストの吉田凜音ちゃんもいるので、お話を聞いて自分の知らない分野を知っていきたいですね。
Hey!Mommy! はデビューした時からいいことしかないし、ありがたい環境で活動させてもらっている(佐々木)
――立ち上がったばかりですが、NRC PRODUCTIONに所属していてよかったなと思うことはありますか?
槙田:
めっちゃありますね。例えば、Hey!Mommy!だったら、アーティスト写真やさまざまなデザイン物のビジュアルは、FIRSTORDER/FIRSTORDER AGENTのデザイナーさんやカメラマンさん、楽曲はFIRSTORDER AGENTの NNBS.さんが手がけてくださっているんですよ。普通だったら、外部の方にお願いするところを、すべて社内で完結できていますし、社内だけではなく外部でもめちゃくちゃ活躍されているクリエイターさんが助けてくださる環境がホントにありがたいですね。社内で仕事が完結できるって、フットワークが軽くなるんですよ。関係値をあまり築けていない相手だったら、メールを返すにも腰が重いじゃないですか(笑)。もちろん親しき中にも礼儀ありなんですけど、みなさんが“フッ軽”な感じで、面白そうだからやろうよのノリが通じるのがめっちゃいいなって思っています。
山口:
紗子さんのおっしゃる通りですね(笑)。私のアー写もFIRSTORDER AGENTのカメラマンさんが撮ってくださって、何度もお仕事したことがある方だったので、この角度から撮ってくださいと相談しながら進行できたので、かなり盛れました(笑)。
槙田:
普通は、撮影当日までどんなカメラマンさんがいらっしゃるのかとかわかんなくない?(笑)
山口:
そう! わかんないんですよ(笑)。アー写撮りますって言われて、スタジオ行って、初めましてのカメラマンさんがいらっしゃることもあるんですけど、今の事務所はもともと知っているカメラマンさんなので、安心した状態で撮影日を迎えられますね。肌のコンディションが悪い時には綺麗にしてくださいとか言いやすいです(笑)。
佐々木:
Hey!Mommy!はデビュー当時からいいことしかないし、ありがたい環境で活動させてもらっているなって思います。特に、自分の夢がめっちゃ言いやすい環境なんですよ。叶わないかもしれない夢を言ったとしても、社長やマネージャーさん、紗子さんや宮原さんとかもいいじゃん!って言ってくださったり、私の夢を全力で応援してくれる存在がいるのは本当にありがたいですね。
ーー仲間意識が強くて、温かい人たちが集まっている事務所なんですね。
山口:
私は宮原さんと前の事務所が一緒だったんですけど関わりが薄くて。今では事務所でバッタリ会えたり、忘年会でもお話しできたり、距離がグッと近くなった感じがして嬉しいですね。みなさんファミリーみたいな感じで、紗子さんともなかなか関わる機会がなかったのに、一緒に取材を受けられて……こんなにお話できるのは、ホントこの事務所だからだと思います。
――Hey!Mommy!は、秋元悠里さんが振袖のモデルもやられていたり、佐々木さんが鳥取のお仕事をされていたり……アイドル活動1本だけではなく、個人のお仕事も多いですよね。
佐々木:
アイドルになる前は、アイドル活動しかできないのかなって思っていたんですけど、やりたいことをすごく言いやすい環境ですし、スタッフさんがすごく背中を押してくださるので、アイドル活動以外にもやりたいことに挑戦できる事務所だと思っています。私は鳥取県出身で、ずっと鳥取県のお仕事がしたいって言っていたら、鳥取県の魅力を県内外にPRすることを目的にした『とっとりdiaryインフルエンサー』に選んでいただきました。
――やっぱり鳥取県のお仕事が来た時は嬉しかった?
佐々木:
めちゃくちゃ嬉しかったですね。メンバーもスタッフさんも一緒に喜んでくれました。
夢が詰まった事務所です(槙田)
――みなさんのお話を聞く限り、NRC PRODUCTIONはアイドルのセカンドキャリアも応援する事務所として確立していきそうですね。
槙田:
今、開催しているHey!Mommy!のオーディションに併せてお話しすると、アイドルになりたい子が多い中でも、アイドルの先にもっと広がった世界があることを知らない子がけっこう多いなと感じているんです。NRC PRODUCTIONに入ったら、アイドル活動の先も考えられるし、アイドルをしつつ個人のお仕事もしている実例があるので、そこがほかの事務所よりも強みだなと思っています。最終的には芸能人として売れたいとか、アイドルをやってみたいっていう動機でもいいと思いますし、一旦アイドルに集中して、その先にほかの芸能活動もやりたいっていう子も、ぜひNRC PRODUCTIONにお越しください(笑)。
――10代の頃から芸能のお仕事をされている槙田さんは、現アイドルはもちろん、元アイドルにとってもすごくありがたい存在ですね。
槙田:
それで言うと、社長にラスボスいじりされるんですよ(笑)。女性の所属タレントの中では1番年上ですし、胸を張ってラスボスとして頑張んなきゃなと思っています。
――NRC PRODUCTIONの“NRC”は、少女漫画雑誌の『なかよし』、『りぼん』、『ちゃお』からきているとのことですが、聞いた時どう思いましたか?
山口:
なんか嘘を言っているな〜って(笑)。スタッフさんのマインドがすごいハッピーなので、ノリで言っているのかなって思っていました。
マネージャー:
今は男性所属者もいますが、最初は女性に特化した事務所にしようと考えていたんです。女の子はみんな『なかよし』、『りぼん』、『ちゃお』のどれかを読んで成長してきたんじゃないか!?という理由でNRC PRODUCTIONと名付けました。
――そういう理由だったんですね(笑)。ちなみに、みなさんはどの雑誌を読んで来ましたか?
佐々木:
私は、『ちゃお』を読んできたんですけど……親が厳しくて、1年に1回しか買ってくれなかったんです(笑)。次の年に読んだら面白かった漫画が休載したとかよくありました。その中でも特に『極上!!めちゃモテ委員長』が好きでしたね(笑)。
山口:
私は『なかよし』を読んでいました。『しゅごキャラ!』が好きでしたね。
佐々木:
テレビでも観てたんですか?
山口:
観てました観てました。
佐々木:
ええ〜いいな〜。今は観られるかもしれないんですけど、私が小学生の頃、鳥取では、『しゅごキャラ!』がやってなかったんです(笑)。『おはスタ』とかも映ってなくて、観たことなかったです。
山口:
ええ〜! 衝撃ですね(笑)。あ! 『地獄少女』とかも好きでした。
槙田:
私、実はどれも読んでなくて……。
佐々木:
ええ――!
山口:
何を読んでいたんですか!?
槙田:
家がめっちゃ厳しくて、漫画もゲームもマジで触れてこなかったんです。だからすみません、NRC PRODUCTIONのラスボスは、何も読んでないんです(笑)。読めなかった分、めっちゃ憧れてましたね。友達の家に行って本棚に置いてある『ちゃお』を見て、これ読んだらお母さんに怒られるかもって思いながらチラ見していました。読んだ時に、キラキラしているなっていうときめきとともに、なんで私はこれを読めないんだろうっていう劣等感と戦った幼少期でしたね(笑)。実は子どもが楽しむものを何にも見てないんです。
――ご両親が厳しかったのに、よく芸能の道に進まれましたよね。
槙田:
反動ですよね。幼少期にできなかったことを全部やり尽くすっていうマインドなので(笑)。
山口:
あの頃、読めなかった『なかよし』、『りぼん』、『ちゃお』も今なら読めますよ(笑)。
槙田:
そういえば、Hey!Mommy!が所属していたレーベル・COBOの名前も少年向けコミック誌の『コロコロコミック』、『コミックボンボン』から来ているんです(笑)。社長の夢が詰まった事務所ですね。
山口:
社長が子ども心を忘れていない(笑)。
槙田:
Hey!Mommy!のコンセプトと一緒だ(笑)。