松山市の野志克仁市長は25日の臨時会見で、2022年と23年に開催された同市道後地区の秋祭りで、みこしの鉢合わせを観覧する桟敷席に複数の指定暴力団幹部が座っていた問題について「祭りの運営団体や県警と情報を共有し、今後こうしたことが起きないよう対応していきたい」と述べた。
道後地区のみこしは観光PRに活用されるなど市を代表する祭りの一つで、桟敷席では県内政財界の来賓らも観覧する。愛媛新聞の取材でこれまでに少なくとも22、23年に暴力団幹部が座っていたことが判明。祭りを運営する道後伊佐爾波・湯神社八町会は、24年の祭りから暴力団の桟敷席入場を断る決定をしている。