[２５日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは２５日、欧州のＳＴＯＸＸ６００指数の２０２４年末の目標を５１０から５４０に引き上げた。景気回復の可能性や中央銀行の金融緩和を理由に挙げた。
新たな目標は先週末終値（５０９．６４）を６％近く上回る水準。
同社のポートフォリオ・ストラテジスト、リリア・ペイタビン氏は「経済成長が緩やかに加速し、中銀が予想通り６月に利下げサイクルを開始すれば、バリュエーションはさらに高まるだろう」と述べた。
米連邦準備理事会（ＦＲＢ）や欧州中央銀行（ＥＣＢ）などの主要中銀は６月の利下げの可能性を示唆している。
欧州株は過去６カ月で１２％上昇したが、上昇分の全てが、利益の伸びではなく、バリュエーションの改善によるものだったという。
ＬＳＥＧのデータによると、ＳＴＯＸＸ６００指数の１年先予想ＰＥＲ（株価収益率）は約１５倍で、Ｓ＆Ｐ総合５００種指数の２６倍を下回っている。
