外国人介護士、合格7割減 23年度、コロナ入国制限で

 厚生労働省は25日、2023年度の介護福祉士国家試験で、経済連携協定(EPA)に基づきインドネシア、フィリピン、ベトナムから来日した人の合格者数が228人だったと発表した。過去最多だった22年度の754人から7割減った。担当者は「新型コロナウイルス禍の入国制限を受け、受験者数が減少したことが影響している」と分析している。

 EPAで来日すると、日本語の研修を受けて病院や介護施設で数年勤務した後、試験を受ける。23年度は3カ国の計521人が受験し、合格率は43.8%。合格者数は前年度より526人減った。

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