交友関係をめぐるトラブルで男性を車の後部座席に監禁したなどとして25日、会社員の男2人が出雲警察署に逮捕されました。
監禁致傷の疑いで逮捕されたのは、いずれも島根県出雲市に住む会社員の男2人（ともに21歳）で、2人は友人ということです。
警察によりますと男2人は、4日午前1時9分ごろ、市内のコンビニの駐車場で、男性を車の後部座席に乗せ、携帯電話を取り上げてその横に乗車するなどしたまま、およそ7分間にわたって車を走らせて監禁するなどした疑いが持たれています。
男性は、車が信号で停止したときに隙を見てドアロックをあけて脱出し、近くのコンビニのガラスドアを破って助けを求めましたが、その際、背中や右足薬指などに切り傷を負ったということです。
コンビニからの通報を受け、警察は、男性の顔面や腹部を殴ったり蹴ったりして、鼻や下顎の骨を折るなどした傷害の疑いで4日に２人を逮捕していましたが、その後の調べで監禁致傷の犯行についても明らかになったとして再逮捕しました。
調べに対し、男2人は容疑を認めていて、1人は「監禁状態にしました。ケガはコンビニに入るときにできたケガだと思います」、もう1人は「弁解はありません」と供述しているということです。
男1人と男性は知人で、交友関係を巡るトラブルでの犯行とみられています。
また、犯行当時男2人は酒を飲んでいた状態だったということも明らかになっていて、警察が事件の詳しい調べを進めています。
