有事の際に備えて防衛力の強化をと、国が進める「特定利用港湾」について、香川県の池田知事は、「高松港の指定を受け入れる」と表明しました。
池田知事が会見で明らかにしました。
平時から自衛隊、海上保安庁が訓練などで円滑に高松港を利用できるよう、連絡調整体制をつくるとしています。
国は県に対し、輸送艦への物資の積み下ろしの訓練などが多くて年に数回、想定されていると説明したということです。
（池田豊人香川県知事）
「国の安全保障上のひとつ前進させるための取り組みだということ。災害時にも高松港を拠点とした物資搬送について、円滑に進められることがさらに進むんではないか」
また知事は、高松港の民間利用に影響はなく、有事におけるリスクにはつながらないと考えているとして、県民に理解を求めたいと話しました。
