労働安全衛生法違反疑い産廃処理業者と社長ら不起訴 大津地検、理由は明かさず

大津地検

 大津地検は25日、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検された京都市南区の産業廃棄物処理業の会社と同社の男性社長(67)、男性部長(47)を不起訴処分にしたと発表した。21日付。理由は明らかにしていない。

 同社などは大津市の事業所で2021年12月、男性作業員=当時(56)=に対し、命綱などの安全措置を講じずに高さ約3.5メートルのトラックの荷台で積み荷を下ろさせたとして、22年6月に大津労働基準監督署に書類送検されていた。作業員はトラック後方で倒れた状態で発見され、死亡した。作業中に転落したとみられるという。

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