英、中国籍ハッカーら制裁 サイバー攻撃「政府関連」

 【ロンドン共同】英政府は25日、選挙管理委員会や下院議員へのサイバー攻撃に関与したとして、中国湖北省武漢の企業と中国籍のハッカー2人に制裁を科すと発表した。ダウデン英副首相は、企業とハッカーは「中国政府に関連している」と述べた。英メディアによると、サイバー攻撃で4千万人分の選挙人名簿が不正アクセスを受けた。

 サイバー攻撃は2021年8月に始まったとみられる。名簿には14~22年に登録された在外を含む有権者の氏名と住所が掲載されていた。

 報道によると、選管は昨年8月、選挙人名簿に不正アクセスがあったと明らかにしたが、関与した人物は特定できていなかった。

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