指揮官が前代未聞の事態に改めて言及した。
日本代表は3月21日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア2次予選第3節で、北朝鮮と国立競技場で対戦。1-0で勝利した。
その翌日、5日後に平壌で予定されていた第4節が北朝鮮側の都合で急きょ中止となった。
25日に北九州で行なわれたU-23日本代表とU-23ウクライナ代表の親善試合(2-0)を視察したサムライブルーの森保一監督は、試合後の囲み取材で日朝戦の中止についてこうコメントした。
「チームの活動としては、第1戦目で出られなかった選手がいた中で、試合ができればさらに多くの選手にプレーしてもらえて、そこからチームの経験値を上げていく、そして戦術を浸透させていくということができたかなと思いますので、試合がなくなったこと自体は残念です」
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そのうえで、「でも、ヨーロッパの舞台でやってる選手が多い中で、怪我を抱えたり、満身創痍で代表に参加してくれた選手が多かった。そういった意味では、1試合なくなって選手たちの休息の時間ができたということはポジティブに受け止めたいと思います。怪我のリスクが軽減できたということをポジティブに考えています」と発言。こう続けている。
「平壌で試合をした場合、人工芝だったと思いますし、より相手も激しく来るという中で選手たちの怪我等々のリスクを回避きたところはポジティブに捉えて、また次に向かえればと思います」
この一戦は没収ゲームで日本の不戦勝になる可能性が高く、そうなると2試合を残して最終予選進出が決まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部