ベトナムで最近、「神戸牛」と称する牛肉が１キログラムあたり30万～40万ドン（約12米ドル～16米ドル、1,800円～2,400円）という本物の神戸牛の20分の１以下の安い値段で、オンライン上に流通している。25日付ＶＮエクスプレスが報じた。
日本産の神戸牛は、部位によって価格が異なり、１キログラムあたり600万～1,500万ドンでベトナムに輸入されている。オンライン上で販売されている「神戸牛」はアメリカ産テンダーロインの値段よりも安い。
ＶＮエクスプレスの取材に応じた南部ホーチミン市の輸入牛肉店チェーンのオーナー、グエン・ティ・ロアンさんによると、ネットで流通している安価な「神戸牛」は、オーストラリアから輸入されている「Ａｕｋｏｂｅ」である可能性が高い。オーストラリアのＡｕｋｏｂｅ社は牛肉に脂肪を注入して霜降りにする技術を持っており、赤身肉からやわらかい霜降り肉を作っているという。
