サイプレス・ヒルがオーケストラと共演、『ザ・シンプソンズ』での冗談が現実に

サイプレス・ヒルの、『ザ・シンプソンズ』で放送されたオーケストラとの共演が実現することとなった。同番組の約30年前のエピソードに倣って、同ヒップホップグループはロンドン交響楽団(LSO)と共演、アルバム『ブラック・サンデー』からのヒット曲などを披露する予定だ。

22日(金)、同グループはこう声明を発表している。「ロイヤル・アルバート・ホールという由緒ある会場でロンドン交響楽団とパフォーマンスすることを楽しみにしている。夢が現実になった。『ザ・シンプソズ』だけが予想できたコラボレーションだ」

同公演は7月10日に開催、チケットはAEGPresents.co.ukから今月27日(水)に発売予定となっている。

1996年放送の『ザ・シンプソンズ』のエピソード「ホーマーパルーザ」で、同グループは酔った勢いで間違ってLSOとのライブの予約を取ってしまう結果に、ファンらはこのコラボレーションを現実にしたいと長年切望していたことでSNSを通して同グループがLSOに連絡を取ったそうだ。

今回LSOはトロイ・ミラーが指揮を担当、同グループの『インセイン・イン・ザ・ブレイン』『アイ・ウォナ・ゲット・ハイ』といった代表曲のオーケストラアレンジを披露する。

ちなみに同グループは昨年、アメリカで別のオーケストラとの3公演を開催し好評を博していた。

世界で200万枚のアルバムを売り上げ現在もアーティストらに影響を与え続ける同グループ、『ブラック・サンデー』はビルボードTop200で首位を獲得、グラミー賞にもノミネートされアメリカでトリプル・プラチナとなり、ヒップホップ史に残る名盤として知られている。

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