中部の電炉メーカー スクラップ調達に新機軸 AIで選別、ヤード拡張、将来的な不足に備え

中部鋼鈑は円滑にスクラップを受け入れられる環境を整備

 中部地方の電炉メーカーが、材料となる鉄スクラップの安定調達に向けた取り組みを加速している。人工知能(AI)によるスクラップ選別技術の活用や、保管場所となるヤードの拡張などを進めている。鉄鋼業界全体で脱炭素化に伴い高炉に比べ二酸化炭素(CO2)排出が少ない電炉へのシフトが進む中、将来的なスクラップ不足に備える狙いだ。

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