上場企業分析 24年3月期は増収増益予想 中京医薬品 売上高はコロナ特需並に 収益力の回復は道半ば 原材料費の高騰が足かせ

 薬、日用品の訪問販売や卸売りを手掛ける中京医薬品(本社半田市)。2023年3月期の売上高は前期比6.3%増の56億9200万円、営業利益7.2%減の5900万円だった。売上高はコロナ禍で特需があった21年3月期(58億2700万円)に匹敵するが、原材料高騰などで営業利益は3分の1以下にとどまる。常備薬の顧客ルートを生かしてオリジナルのサプリメントや食品を拡販するなど、採算性の高い商品提案が課題となる。(半田・倉科信吾)

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