立憲会派の神奈川県議4人、離団の意向 立民会派への合流視野

神奈川県議会(資料写真)

 神奈川県議会第3会派の「立憲民主党」(立憲、10人)所属の県議4人が離団の意向を固めたことが25日、分かった。4人とも第2会派の「立憲民主党・かながわクラブ」(立民、14人)への合流を視野に入れている。

 立憲から離団の意向を固めたのは市川佳子(川崎市幸区)、平野みぎわ(茅ケ崎市)、野内光枝(大和市)、相原志穂(海老名市)の4氏。市川氏は4期目、ほかの3人は昨春の県議選で初当選した。

 両会派の県議は国政政党の立憲民主党に所属するが、昨春の改選後の会派結成時に分裂。亀裂を修復できない状態が続いている。2022年夏の参院選での同党公認候補2人の支援態勢を巡るあつれきや、同年秋に表面化した当時の会派「立憲民主党・民権クラブ」内のハラスメント問題などが尾を引いているとみられる。

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