創立151年の宮ケ瀬小で休校式 児童・卒業生ら参加 思い出記憶に刻む

児童数減少に伴い休校することが決まっていた清川村立宮ケ瀬小学校で25日、休校式が行われ、今月同校を卒業した6年の児童が感謝の言葉を述べた

 明治初期の創立で151年の歴史を刻んだ清川村立宮ケ瀬小学校(神奈川県清川村宮ケ瀬、山中隆校長)で25日、休校式が行われた。児童数減少により6年生1人と3年生1人だけとなり、村が4月からの休校を決めていた。児童と教員、卒業生、住民、岩澤吉美村長ら村関係者など約80人が参加した。

 同小は1873(明治6)年創立。宮ケ瀬ダム建設に伴い1986年に現在の位置に移転した。57年には131人の児童がいたが、ダム建設に伴う住民移転で減少。平成以降は1桁から十数人の児童数が続いた。来年度以降も減少傾向の見通しであることから昨年12月、村教育委員会が休校を議決した。これまでに、分かっているだけで1648人が卒業している。

 4月以降、村内の小中学校は小学校1校と中学校2校になる。

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