小田急電鉄ら/新宿駅西口地区開発(東京都新宿区)A街区に着工、施工は大成建設

小田急電鉄と東京メトロ、東急不動産の3社は25日、小田急百貨店新宿店(東京都新宿区)などを建て替える「新宿駅西口地区開発計画」に新築着工したと発表した。A、B両街区のうち北側のA街区で延べ約25万平方メートルの施設を整備。商業施設やオフィス、駅施設などを入れる。設計を日本設計・大成建設JV、施工は大成建設が担当。2029年度の竣工を目指す。
同日現地で安全祈願祭を開いた。計画地は新宿3、西新宿1(敷地面積約1万5720平方メートル)。JRや小田急電鉄、京王電鉄などが乗り入れる新宿駅の西口に位置する。主に小田急百貨店新宿店の跡地となるA街区(約8060平方メートル)に、地下5階地上48階建て延べ約25万1000平方メートルの複合施設を建てる。高さは約260メートルで、近隣にある東京都庁(243メートル)を上回る。3社は「多様性に富んだ新宿という街で、新たなランドマークを創出していく」としている。
B街区(敷地面積約7660平方メートル)は主に商業施設「新宿ミロード」の跡地で、小田急電鉄が単独で開発する。新たな建物は地下2階地上8階建て延べ2・8万平方メートルの規模で計画。A街区と同じ29年度の竣工を目指している。

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