福井ゆかりの歌人、俵万智さんが4月からNHK・Eテレの「NHK短歌」第2週の選者になりレギュラー出演する。越前国府で1年余り暮らした紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」との年間コラボ企画となる。ドラマや源氏物語に登場する和歌について、高校の国語教師の経験がある俵さんが解き明かしていくコーナーもある。
源氏物語についても造詣が深く、「愛する源氏物語」（文春文庫）の著作もある。俵さんは番組に寄せ、「『源氏物語』では800首近い和歌が登場し、人間関係の要としての和歌は現代よりずっと実用品だった。ドラマによって、その時代をイメージしやすいというメリットを生かしつつ、古典和歌の世界を楽しみましょう」とコメントしている。
NHK短歌は、全国から寄せられた投稿歌から優れた作品を選び紹介する番組。選者は週替わりで歌人が務める。4月から第1週は川野里子さん、第3週は大森静佳さん、第4週は枡野浩一さん。MCは第1、2週がお笑い芸人のヒコロヒーさん、第3、4週がミュージシャンで作家の尾崎世界観さん。放送は毎週日曜午前6時から。俵さんが登場する初回放送は14日。
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