食費2万円台も可能!「ゼッタイやるべき買い物術」8つ

家族構成が2〜7人の家庭の一般女性100人に、晩ごはんのひとり当たりの食費の予算と、食費ダウンのためにどんな工夫をしているかを調査しました。

晩ごはんの食費は「一人500円以内」が半数以上

アンケートの結果、どの家族構成でも半数以上の家庭が、ひとり当たりの食費を500円以内に抑えていることが判明。

食費節約のためにどんな工夫をしているか、ランキングでまとめました。

1位:まとめ買いで節約

「夫、0歳児の赤ちゃんの3人家族で、ほとんど自炊です。毎週近所の安いスーパーに行って1週間分の食材を買いだめしています」(正社員/26歳)

「夫婦、子供1人で週1回まとめて1週間分の夕食の材料を買うので、夕食の食費は一人500円以内に抑えられていると思います。よく使う食材は卵と冷凍うどん」(専業主婦/32歳)

「家族全員で4人です。だいたいの1週間の献立を考えてから毎週スーパーの特売日に買いだめをしています」(専業主婦/35歳)

「週末に食材をまとめ買いして、週末にある程度は作り置きしています。夫婦2人なので簡単に済ませて節約」(正社員/43歳)

「平日は毎日自炊。1ヶ月分の食費を決めて、買い物は週に1回。予算から出ないよう、旬の食材やお買い得品を購入するように工夫している」(専業主婦/31歳)

あらかじめ予算を決めてまとめ買いするのは節約の王道ですよね。

一方で、「4人家族(大人2人子供2人)です。節約にはまとめ買いをする人が多いと思いますが、私は敢えて毎日買い物に行き、その日必要なものだけを買うほうが無駄買いをしなくてすんで節約になります」という意見も。

2位:お買い得食品をフル活用

「子供が2人の4人家族です。ほとんど外食はせず、スーパーで割り引いて販売されている食材をフル活用して節約」(専業主婦/40歳)

「夫と2人暮しです。安い八百屋さんで、その日安い商品だけを買うようにしています」(派遣社員/29歳)

「夫婦で2人です。自炊が多いです、うどんや、豆腐、肉、野菜を比較的多くつかいます。節約のため、タイムセールで購入しています」(個人事業主・フリーランス/42歳)

特売品や、タイムセールなどに立ち会えるならば、活用しない手はありません!

3位:一つの食材を余すことなく使う

「安いものを買って、その中から料理を考える。食べられるけど、あまり美味しくない部分(椎茸のいしづちなど)は冷凍保存し、料理のだしとして使います」(正社員/54歳)

「夫と私の2人分をつくります。夫が少食なので、夕食は一人300円くらいで済みます。よく使う食材は季節の旬のもの。ひとつの食材で数種類の献立を考えられるものを買い、節約しています」(専業主婦/36歳)

野菜は美味しくないところこそ栄養価が高いとも言われていますし、捨てる部分をなくして活用するのは究極の節約と言えるかもしれません。

4位:かさ増し

「私、夫、小学校の子どもが1人、園児(年長)が1人です。晩ごはんはほぼ自炊です。安い野菜やきのこ、しらたきやこんにゃくなどでかさ増しをして食費を抑えています」(パート・アルバイト/38歳)

「夫との2人暮らしです。夫はよく食べ、肉類が好きなのですが、肉を買うと高くなるのでもやしや玉ねぎなど必ず野菜を取り入れて、一緒に炒めるなどしてかさ増しします」(パート・アルバイト/28歳)

「きのこや野菜類、豆腐を使います。かさ増しになっておすすめです」(パート・アルバイト/30歳)

「お肉は片栗粉や小麦粉をまぶしてボリュームアップ」(専業主婦/32歳)

たくさん食べる家族がいる場合も、量はそこまで買わずに満足感を得られるかさ増しが絶対ルールですね。

5位:もやしは欠かさない!

「もやしはよく使います。安いし栄養価も高くどんな料理にも合うからです」(正社員/35歳)

「もやしが安いので、野菜が高い時によく買う。野菜は一つの種類を買ったら、食べきるまで次の野菜を買わない」(パート・アルバイト/40歳)

「私と夫、1歳と4歳の子どもです。自炊が多く、値段変動のしにくいもやしや豆腐をよく買います。旬の野菜を中心に買いますが、値段が高騰すると買い控えします」(専業主婦/29歳)

お財布がピンチな時の救世主、もやし。野菜の値段か高騰することが多い最近は特に、食卓の中に野菜を加えたい時に活用することが多いよう。

6位:鶏むね肉も欠かさない!

「家族構成は夫婦と小学1年生の子ども1人で、ほぼ自炊です。鶏肉が好きなので安く買える鶏むね肉や鶏もも肉をよく使います」(専業主婦/29歳)

「よく使う食材はひき肉(牛豚鶏とわず)、鶏むね肉、豆腐など。鶏むね肉は比較的安く、いろいろな料理に使えて便利なので、よく買います」(専業主婦/33歳)

「よく使う食材は豆腐と鶏むね肉。安くてボリュームがあり、それ自体は味が淡白で、調理のバリエーションがきくためです」(個人事業主・フリーランス/47歳)

食べ盛りの子どもがいる場合は、なるべくお肉は欠かさないようにしたいもの。中でも節約中の人に人気なのは鶏むね肉で、その安さと調理のバリエーションの多さから支持されています。

7位:冷凍保存は当たり前

「基本的には産地にこだわりなく使っており、買ったらすぐに下味をつけて冷凍。冷凍することで調理が早くなり、材料が傷むことも防げるので傷んで廃棄するということがなくなります」(個人事業主・フリーランス/32歳)

「夫と2人です。野菜や肉も安いときに多めに購入し、小分けして冷凍して使って節約しています」(パート・アルバイト/36歳)

「ほぼ毎日自炊で節約している。お肉や魚の安い時に購入し、小分けにして冷凍。野菜は冷凍カット野菜をよく使っています」(専業主婦/37歳)

腐りやすい食材や傷みやすい食材は冷凍するのが賢い判断。あらかじめ下味をつけたり調理して冷凍すれば、食べたい時にさっと用意できるので時短にも。

8位:野菜は家庭菜園や直売所を利用

「夫婦と小学生の子ども2人の4人家族です。夕食は一人400円までと考えて献立を立てています。子どもが成長し、たくさん食べるようになってきたので、野菜は家庭菜園で自分で作ったり、直売所で安ってます」(パート・アルバイト/38歳)

「外食はほとんどなし。きんぴらや漬物、佃煮などの常備菜で、食卓におかずがたくさん並んでいるようにしてます。家庭菜園で野菜を作れば、季節ものは買う必要がありません」(専業主婦/34歳)

「夫婦と幼稚園児1人。お肉は豚肉か鶏肉メイン。野菜は直売所でまとめ買い」(専業主婦/38歳)

家庭菜園なら節約できるのはもちろん、育てる楽しみや無農薬という付加価値も付いてきます。直売所もスーパーなどで買うより安い場合が多く、節約に役立ちます。

文/佐々木希

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