デジタル・ワールド、トランプ氏SNS運営企業と合併完了 株価急伸

Chibuike Oguh

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 特別買収目的会社(SPAC)のデジタル・ワールド・アクイジションは25日、トランプ前米大統領のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)との合併を完了したと発表した。

これを受けてデジタル・ワールドの株価は一時、40%超上昇した。終値は35.2%高。前週末22日の下落分を全て回復した。

合併後の株式とワラントは26日からナスダック市場で取引を開始する。ティッカーシンボルはそれぞれ「DJT」と「DJTWW」。

デジタル・ワールドの株主が22日、TMTGとの合併計画を承認した。

合併により、トゥルース・ソーシャルには3億ドルの資金が流入する。トランプ氏は58.1─69.4%の株式を保有することになる。

トランプ氏は11月の大統領選で返り咲きを目指す中、複数の訴訟に直面し、罰金の保証金確保に苦戦していることから、上場による巨額利益の獲得は極めて重要になる。

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