桜の名所 響け一弦琴 四国中央・関川公民館で30日コンサート 保存会メンバーら練習励む

(上)本番に向けて最終調整する「真鍋豊平一弦琴保存会」 (下)練習で楽器の音色を合わせる「わおん~♪」のメンバー

 愛媛県四国中央市の桜の名所として知られる土居町関川地区の関川公民館で30日に開かれる「桜まつりコンサート」で、古くから地区で親しまれている「一弦琴(きん)」保存会のメンバーらが演奏を披露する。春の訪れを地区全体で祝う恒例行事での晴れ舞台に向け、メンバーらは最終調整に励んでいる。

 保存会によると、一弦琴は細長い板に弦を1本張った楽器で、平安期に作られたとされる。江戸時代、音色に魅了された土居地域出身の神主・真鍋豊平が普及に尽力した縁で地域に伝わっている。

(上)本番に向けて最終調整する「真鍋豊平一弦琴保存会」 (下)練習で楽器の音色を合わせる「わおん~♪」のメンバー

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