茨城・日立フルマラソン ゲストに高橋尚子さんら 4月、市民先行受け付け

大会要項など決めた「ひたちシーサイドマラソン」の第1回実行委員会総会=日立市幸町

11月に茨城県日立市で初めて開催されるフルマラソン大会「ひたちシーサイドマラソン2024」について、同実行委員会は4月7日から、市民と日立さくらロードレース参加者を対象とした先行エントリーを開始する。また、大会ゲストとして、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんと、同男子マラソン銀メダリストのエリック・ワイナイナさんを招く。実行委が25日、市内で第1回総会を開き、関係者約120人が出席。大会要項などを決定した。

大会は実行委などが主催し、11月17日午前10時にスタート。同市東成沢町の市民運動公園を発着点に、海の上を走る国道6号日立バイパスや、ひたちBRTのバス専用道路、日立製作所の工場周辺などを巡る。海の風景を楽しめるようコース設定されている。2月に日本陸上競技連盟からコースの公認を得た。参加者は定員1万人を予定している。

参加資格は高校生を除く18歳以上で、6時間以内に完走できる人。参加料は1万円で、申し込みは大会エントリーサイト「ランネット」から行う。エントリーの期間は先行が4月7~14日、通常(一般対象)が15日~8月31日。市外の人でも、4月の同ロードレース参加者は先行して申し込める。大会の「出場権」を返礼品としたふるさと納税エントリーも同納税専用サイトから6月1日~8月16日に受け付ける。

招致する高橋さんとワイナイナさんには、当日の実況や式典への参加のほか、ランニング教室など関連イベントへの協力を求める。このほか沿道での応援やおもてなしの実施、ボランティア募集なども決定した。

実行委会長の小川春樹市長は「参加者や関係者に市の魅力を感じてもらうとともに、おもてなしの心で市を好きになってもらい、再び訪れていただけるような大会にしたい」と述べた。

© 株式会社茨城新聞社