ケヴィン・ハート、マーク・トウェイン賞を受賞

ケヴィン・ハートが、米コメディ界の最高名誉の一つとされるマーク・トウェイン賞を受賞した。

24日(日)、ワシントンD.C.のケネディ・センターで開催された授賞式で、ケヴィンはこうスピーチしていた。 「私は賞をもらうために今の仕事を始めたのではありません。ただ、コメディというアイデアに惚れ込んだんです。 そのおかげで、『ああ、大変だ、一生できることに恋をしてしまった』 と思いました」

さらにケヴィンは「母がいなければ、自分が何をしたいのか、誰になりたいのかがわからなくなります」と母親への感謝を述べると言葉を詰まらせ、涙を拭いながら自分の4人の子供たちに向かって「私は君たちのために息をしている。君たちのために生きているんだ」とスピーチした。

同賞は、アメリカ社会に影響を与えた優れたコメディアンに贈られるもので、過去にはリチャード・プライヤー、ジョージ・カーリン、エディ・マーフィ、ティナ・フェイ、アダム・サンドラーらが受賞している。

ネットフリックスの特別番組用に撮影されたこのイベントでは、ロビン・シックとネリーが2002年のネリーのヒット曲『ホット・イン・ヒア』を披露して幕を開けた後、ケヴィンと8本の映画で共演しているレジーナ・ホールが、ケヴィンへの賛辞を述べるとともに、「ケヴィンは本当にクオリティを気にするのよ。小切手のね」 とジョークを飛ばしていた。

またスタンダップコメディアンのジェリー・サインフェルドや、ケヴィンのメンターであり過去に2度の脳卒中を患ったことのあるキース・ロビンソンが登壇し、スタンディング・オベーションを浴びるシーンもあったほか、2019年に同賞を受賞したデイヴ・シャペルをはじめ、ティファニー・ハディッシュ、チェルシー・ハンドラー、ニック・キャノン、ジミー・ファロンがケヴィンに捧げるカントリーソングを歌った。

授賞式は5月11日にネットフリックスで配信予定だ。

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