内部試験で不正行為、郡山の21歳陸士長処分 黙認の1等陸尉も

 陸上自衛隊仙台駐屯地は25日、内部試験で不正行為をしたとして、東北方面特科連隊に所属する郡山駐屯地の男性陸士長(21)を減給1カ月(30分の1)の懲戒処分にしたと発表した。また不正行為を認知しながら報告などの適切な措置を講じなかったとして、第2陸曹教育隊の40代男性1等陸尉を停職1日の懲戒処分にした。処分はいずれも25日付。

 仙台駐屯地によると、昨年8月23日、同駐屯地での課程教育に入校中だった陸士長が、課目試験で試験の資料を持ち込む不正行為をしたという。東北方面特科連隊の河内祐介連隊長は「このような事案を起こしたことを重く受け止め、おわび申し上げる。再指導、再教育を徹底し、信頼回復に全力で傾注していく」とコメントした。

© 福島民友新聞株式会社