トランプ氏、ハマスの奇襲非難も「イスラエルは戦争終結すべき」

[エルサレム 25日 ロイター] - 米共和党の大統領候補指名が確定したトランプ前大統領は、イスラム組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエルへの奇襲攻撃について、自身もイスラエルと同様の反応をしただろうと述べた。

ただ、同国は国際社会の支持を失いつつあるとし、ハマスとの戦闘を終わらせるべきとの見方を示した。

イスラエル紙「イスラエル・ハヨム」が25日公表したインタビューでの発言。同紙のウェブサイトにインタビュー動画が掲載された。

トランプ氏は、ハマスによるイスラエル南部奇襲について「私がこれまで見た中で最も悲しいことの一つだ」としつつ「だが、戦争を終わらせなければならない」と語った。

自身の家族がハマスによる奇襲の犠牲になっていたらどう反応したかとの問いには「あなた方と同じように行動するだろう。そうしないのは正気でない。そうしないのは愚か者だけだ。あれはひどい攻撃だった」と応じ「人々がもはや10月7日について語らず、イスラエルがいかに攻撃的かを話題にするのを見るのは非常に気掛かりだ」と述べた。

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