日本特殊陶業 持ち株会社へ移行検討 事業構造の転換めざす

 日本特殊陶業は25日、持ち株会社体制への移行に向けて、検討を開始したと発表した。事業部門や一部の管理部門を子会社に継承し、親会社である日本特殊陶業が、持ち株会社に移行する方針。具体的な日時や手法は未定としている。

 日本特殊陶業は、点火プラグなどの内燃機関車向け事業や、半導体関連、医療関連など幅広く事業を展開している。自動車や半導体など、各事業に適した制度設計や、意思決定機能を持たせる狙いだ。持ち株会社制に移行することで競争力を向上させるほか、自動車関連事業に依存しない、事業構造の転換を目指す。

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