最新の放射線治療装置を導入 4月1日から 福島県白河市の白河厚生総合病院

新しく導入される放射線治療装置

 福島県白河市の白河厚生総合病院は4月1日から、最新の放射線治療装置「トゥルー・ビーム」を導入する。

 がん細胞の位置をミリメートル単位で自動照合する「エグゼ・トラック・ダイナミック」を実装している。体表面、熱、X線の三段階で観察する。治療中に患者の動きを感知した場合は一時中断する。動きのずれを修正して治療を継続できるため、高い治療精度が担保されるという。

 がん細胞にのみ、より多くの放射線を正確に当てることが可能。従来の装置に比べて正常な組織への照射を抑えられ、副作用を軽減できるとみられる。

 白河厚生総合病院はこれまでも放射線治療装置を稼働していたが、老朽化のために新しい装置に更新した。

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