人口減対策へ連携確認 長崎県知事と長崎市長、意見交換

協議内容について説明する鈴木市長(左)と大石知事=県庁

 大石賢吾長崎県知事と長崎市の鈴木史朗市長は25日、県都が抱える課題について幅広く意見を交わす場を初めて設け、人口減対策などについて連携を深めていくことを確認した。
 県と中核市のトップが地域課題の解決に向け協議する「政策ミーティング」と銘打ち開催。これまで佐世保市と2回実施している。長崎市とは昨夏に予定していたが、事務的な調整のため開催を延期していた。
 協議は冒頭のみ公開。終了後、大石知事と鈴木市長が取材に応じた。大石知事は人口減対策について、同市がダム機能を果たすために産業振興やまちづくりなどさまざまな分野で連携すると説明。「2者が協力して政策を構築する視点の重要性を確認できたことは非常に意義深い」と強調した。
 鈴木市長は、子育て環境の充実強化や交流人口拡大に向けた取り組みに言及。「今回をスタート地点として、今後も(意見交換の場を)継続していきたい」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社