交通事故で親を亡くした子どもたちによる絵画・写真展 「ナスバ」が事務所にギャラリーを開設

とちぎテレビ

交通事故で親を亡くした子どもたちなどによる絵画や写真を展示するギャラリーが25日、宇都宮市に開設されました。

このギャラリーは、交通事故による被害者の支援や事故を防ぐための活動などを目的に設立された自動車事故対策機構・通称「ナスバ」の栃木支所に開設されました。「ナスバギャラリー」は、ナスバの全国の支所に設置されています。

宇都宮市の大通りにある栃木支所では、事務所の受け付け前の待合スペースにギャラリーを設けました。交通事故で親を亡くした子どもたちや、重い後遺障がいが残った人たちの作品などを展示します。

初回は、交通事故の後遺症で手足がまひしている、宇都宮市の小川系治さんの絵画7点と、同じく手足にまひがある渡邉成一さんの絵画2点を展示しています。

また、この日は交通事故で親を亡くした子どもたちなどで組織する「ナスバ友の会」が行った写真コンテストで、全国から389点あった応募作品の中から、いずれも銅賞を受賞した鹿沼市の高校1年の兄と中学2年の妹の兄妹に、表彰状が贈られました。会場では2人の作品も展示しています。

ナスバギャラリーは、平日の午前8時半から午後5時15分まで自由に見学できます。

© 株式会社とちぎテレビ