サッカー=イングランド代表が名なしユニ着用、アルツハイマー病啓蒙

[25日 ロイター] - サッカーのイングランド代表は25日、アルツハイマー病に対する意識向上を目的に、ウェンブリー競技場で行われるベルギーとの国際親善試合の後半に選手名の記載されていないユニホームを着用すると発表した。

ハーフタイム後にユニホームから選手の名前が「消える」ことで、認知症の人々がいかに大切な記憶を失ってしまうかを表現するという。この取り組みは、イングランド・サッカー協会(FA)とアルツハイマー病協会とのパートナーシップの一環。

アルツハイマー病協会の最高経営責任者(CEO)は声明で「ファンに早期診断研究への寄付を呼びかけるだけでなく、サッカーチームをサポートするのと同じように愛する人々を支えてもらいたい。これは、自分の大切な人が病気かもしれないと思ったら診断を受けるための重要な一歩を踏み出すことを意味する」と述べた。

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